製作実習1作目のボディ加工 - バックカットや外周のRの加工

バックカット(バックコンター)の加工です。はじめにバックとサイドに削る部分のラインを罫書き、更に内側にラインを罫書きます。

罫書きができて削る部分が決まったら作業台にボディをクランプでしっかり固定して、バックとサイドの内側のラインを結ぶようにノコギリで内側のラインまで切れ込みを入れます。

ボディ加工:バックカット

切れ込みを入れたら玄能と叩きノミで切れ込みを入れた部分を削ります。切れ込みを入れた部分が削り取れたら南京鉋、反り鉋で仕上げていきます。

ボディ加工:バックカット

鉋で加工中に滑らかな面にするところで苦戦し、バックコンターが罫書きした部分よりちょっと大きくなってしまいましたが、これも経験ですね。

そのほか、ヤスリやパッドに巻きつけたサンドペーパーでボディサイド面やエルボーカット・バックカット部分の処理、ボディ外周のエッジのR処理なども合わせて行っていきます。

エッジ部分のR処理など

ボディ外周のエッジのR処理で特にネックジョイント部分のRはボディ外周とはRが違うので、うまく滑らかに繋がるように気をつけて処理します。ここもまずは罫書きの準備が大切です。

シンクロナイズドトレモロブリッジのザグリは加工済みですが、支点となる6本のネジの下穴はあいていないので、ボール盤を使って下穴をあけます。

シンクロナイズドトレモロの取り付けネジの下穴

下穴があいたらブリッジを置いて、下穴がブリッジプレートの穴の中心に来ているか確認します。
少し中心からずれてしまった下穴があったので、一度、穴を埋めてから後日あけ直しました。