製作実習1作目のネック加工 - ナットの溝切り

ネック加工 - ナットの溝切り

1作目のネックは指板やフレット、ナットなどが付いた状態のものを加工、仕上げていきます。まずはナットの溝切りと整形を行いました。

まずはナットの不要な部分を削り高さを整えます。(が、整えると言っても、最終的な高さ調整ではありません。最終的な調整は弦が張れる状態になってから調整します。)

最終調整前のナットの高さが決まったら溝を掘る深さの位置に印を付けます。この深さも最終調整前のものとなります。

さらに1弦と6弦の位置をそれぞれ指板の端から3mmと4mmの位置に決め、その間を5等分した印を付けます。

ネック加工 - ナットの溝切り

各弦の位置が決まったら、はじめに全ての弦の位置に1弦用の溝切りヤスリでガイドとなる溝を付けます。

あとは各弦用の溝切りヤスリで溝を掘っていきます。弦を張った時のナットからペグポストまでの弦の角度を意識して溝を掘るようにします。

ネック加工 - ナットの溝切り

溝切りの際は指板やネックを傷つけないようにマスキングテープで保護をします。

溝切りが完了したらナット両端の角を落とし全体をコンパウンド(ピカール)で磨き、一旦、ネックの加工は終了です。