製作実習1作目のネックの制作 - フレットのすり合わせ

ネックの制作 - フレットのすり合わせ

ボディのサンディングシーラー処理と並行して、ネックの方も作業を進めていきます。

フレットのすり合わせを行います。すり合わせの準備としてまずはトラスロッドを調整してネックを真っ直ぐにします。

フィンガーボードに傷がつかないように、フレットを露出させて指板全体にマスキングをし、フレットの頂点にはフレットの削れ具合がわかるようにマジックで色を付けます。

ネックの制作 - フレットのすり合わせ - マスキング

ネックの制作 - フレットのすり合わせ - マスキング

弦を張った時の弦の方向に合わせて、#320のサンドペーパーを使ってすり合わせ板でフレットを削ります。60cmスケールを使ってフレットの高さを確認しながら削ります。

フレットの両端のエッジの部分も、フレットを切った時のバリや角を落として滑らかに丸めます。

フレットの高さが揃ったら、平らになって角ばってしまったフレットに頂点ができるように角を#320〜#600のサンドペーパーで削ります。

角が取れたら#600のサンドペーパーをゴムパッドにセットして指板上を往復させ丸みをつけます。フレットにできた傷が取れるまで#600〜#1500で作業を繰り返します。

ネックの制作 - フレットのすり合わせ - 角処理(ガラガラ)

ネックの制作 - フレットのすり合わせ

ネックの制作 - フレットのすり合わせ

最後はコンパウンドで磨いて完了です。